兵庫県町議会議長会

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山本 幹雄

(佐用町議長)

 
 「議員のなり手不足
について」
 

 最近、TVや新聞など各マスコミで議員のなり手不足が話題になっている。とりわけ地方議員のなり手不足が深刻な問題である。この状況は今だけの問題で済むのか、はたまたこの状況が続くのかと考えた時、答えは後者であろうと私は考える。なぜなら、いま議員は昔ほど憧れの対象ではない。TVドラマで描かれる議員像は恒に悪役、態度は限りなく不遜、議員が出てくれば必ず犯人。議員は悪でなければならないと言う描かれ方であるように思う。これでは議員をリスペクトし議員になろうと言う人もいなくなる。

 しかし、現実社会でどうかと言えば、国会議員にしても常に低頭平身である。ましてや基礎的自治体と言われ有権者が身近にいる地方議員は低頭平身で、皆まじめに取り組んでいる。TVで描かれる議員像とは少し違う。そして、議員になるには、町村合併により選挙そのものが非常に厳しいものになっている。そこに、もともと地方議員の生産工場とでもいいましょうか活況であった商店街が今はシャッター街に様変わり、以前のようにはいかない状況である。そこに定年退職が55歳から60歳にそして今は65歳まで働こうと言う方が増えている。この様な条件の下、選挙と言う高い壁を乗り越えこの町をなんとかしていこうという思いだけではなかなか立候補しにくい。ましてや若者は当選し議員になっても生活の基盤が不安定で厳しい状況下では、議員になるより都会に出て行き働くことを選択する。
これらのことを鑑みた時、今後ますます議員のなり手不足は深刻化するのではないかと思う。

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