兵庫県町議会議長会

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千種 和英 

   (佐用町議長)

 

住民に信頼される議会をめざして
 
 兵庫県下はもとより全国各地で議会のあり方とその意義が問われています。地方議会、特に町議会では議員のなり手不足と処遇改善、またその現状を住民に知ってもらうための様々な取組みが実施されています。
 過去を振り返ると、私が佐用町議会に初当選した平成264月、その前月の3月に「佐用町議会基本条例」が制定され、その冒頭には、地方分権の時代に対応できる町民に身近な議会及び議員活動の活性化と充実のために、議会運営の基本事項を定めることによって、調整の情報公開と町民参加を基本とした豊かなまちづくりの実現に寄与することを目的とする、とうたわれています。全国各地で同様の条例が制定されました。
 佐用町議会も各地の議会同様に議会報告会を開催し住民への「情報公開」と、住民の声を聴く「広聴」に取組みました。ただ目指した「議会からの政策提言」の実現には至っていません。その後のコロナ禍で開催できなかった時期を経て、現在は休止している報告会・懇談会の開催方法を模索することも含め、全議員で構成する「議会のあり方勉強会」を定期的に継続して開催しています。
 県下の他議会においても『神河町議会のあり方ゼミナール』(神河町議会)・『カフェトークたいし』(太子町議会)等を開催され定数や報酬、議会の役割について住民の皆さんと意見交換を重ねられています
 県下12町議会の議長で構成するこの議長会においても、共通の課題と、異なる各町の背景や条件を理解しつつ、情報を共有し意見交換をしながら議会改革に取組み
「住民に信頼される議会」を目指しています。
 過疎・高齢・少子の人口問題、財政の健全化、医療福祉の維持、公共施設やインフラ設備の維持管理における保守と更新、産業振興、教育水準の向上等々課題も多く取り巻く環境は決して楽観視できませんが「住民に信頼される議会」として取り組んで参ります。引き続きのご支援をよろしくお願い致します。