兵庫県町議会議長会

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澤田 正治 

   (上郡町議長)

 

「未来を見据えて 82億    分の1の責任を果たす」

 議員になって3年目の令和6年8月に、議長に選出されました。議員としてもまだ一人前になっていない自分に、はたして務まるのか悩みましたが、とにかく頑張るだけと腹をくくって7ヶ月。事務局に助けられながらなんとかやってきました。

 こんな私ですが、議員になったときから、心がけている2つの観点があります。

 1つは、今、地域でおこっている身近で喫緊の課題を的確に捉え、政策としてまとめ対処し解決すること。

 2つ目は、その地域の将来に問題があるのかないのか、しっかり見据えて、対処しなければならないということです。

例えば、温暖化による気候変動が問題視されている現在においては、温室効果ガス(炭酸ガス等)の削減は必須です。地球規模の問題は、国だけでなく、地方の自治体(議会)もしっかりと解決のために対処しなければなりません。

産業革命期から250年、化石燃料を燃やし続けて、気温は、1.2度上昇しました。その結果、酷暑から秋を通り越して厳冬がやってくる現実です。集中豪雨と干ばつ(それによる山火事)。北極・南極の氷が溶け、海水面が上昇。農産物の生育地域が暑さで変わり、捕れる魚貝の地域の北限化が進んでいます。地球の逆襲とでもいうべき極端な気候変動による異変。このまま気温があと0.3℃上昇し、1.5度を超えると地球は取り返しのつかない状況になると言われています。

無限ではない有限な地球環境を自覚して、温暖化を人類の課題として対処しなければなりません。地球に住む全ての人が82億人分の1人の責任を果たさなければなりません。地方議会の議長として、全力で取り組む覚悟です。

 我が町では高齢化と少子化、過疎化、人口減少問題は町の存続問題(消滅問題)になってきています。教育・文化水準を保ち、財政の健全化を図ることも喫緊の課題です。そして、今、町域付近に産業廃棄物最終処分場建設計画が進行しています。この問題が将来の住民にどう影響するのか。これにもまた、議長として、全力で取り組まねばならない課題です。

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